三重県の諏訪神社さまから奉納幕(神社幕、寺院幕)、房、ひものご注文をいただきました。
幕は、本殿の幕と、社殿の幕でサイズ違いを各一枚の製作。
正絹富士絹(正絹不二絹)を使用し、友禅染めで染めました。
見本を送っていただいての製作でしたが、本殿幕と社殿幕で紋が違っていましたので、お客様に質問したところ、今回、2枚を同じ家紋で統一するとのことでした。
チチも幕と同色のもの、白チチのもので違っていたので、こちらも統一で決定しました。
製作前には校正を見ていただき、校了後に製作へと移っていきます。
今回は問題が発生してしまいました。当初、正絹羽二重での製作がご希望でしたが、現在、正絹羽二重の生地が仕上がりに安定感がないため、正絹不二絹のサンプルを見ていただき、生地を決めていただきました。
房と紐は、本絹と人絹で提案をし、人絹にて決定しました。
本絹の品はかなり高額になってしまう事と日焼けが若干早いので、トータルで考えると人絹をオススメしています。
正絹を使用した、奉納幕(神社幕、寺院幕)も製作しております。
見本を見せていただくことで製作に見積りできますが、おおよその画像でも概算はお出しします。
ただ絹の幕は価格も高くなってしまいますので、現物を見せていただくほうが間違いがありません。
正絹、木綿、化学繊維など生地や製法も色々な提案をさせていただいております。
お気軽に問い合わせください。

正絹不二絹(正絹富士絹)
友禅染め
H900×W2350mm
揚巻房:人絹白房四寸
人絹紫白ひも:12mm×4M
この画像は、持ち込んでいただいた使用中の幕です。
この幕をデータ化し微調整をしたのち校正、製作へと入っていきます。
家紋の位置は製作時に少し下にさげ、右の家紋が五三の桐でしたが、五七の桐に変更しました。

正絹不二絹(正絹富士絹)
友禅染め
H1500×W4500mm
揚巻房:人絹白房七寸
人絹紫白ひも:12mm×6.5M
この画像は、持ち込んでいただいた使用中の幕です。
この幕をデータ化し微調整をしたのち校正、製作へと入っていきます。
家紋は社殿幕の五七の桐に合わせ、2枚とも製作しました。
ひもを通すチチは白から、幕の本体と同色の紫チチに変更しました。

梶の葉の家紋もデータ化する際に綺麗にしました。

社殿幕、本殿幕、共に今回、五七の桐の家紋で統一しました。

本絹ですとかなり高額になります。

本絹ですとかなり高額になります。
