神社のぼり(奉納のぼり、お寺のぼり)の修理のご注文をいただきました。

今回のお問い合わせは、当社の公式アカウントからでした。

京都にあります、鈴岡稲荷神社の神社のぼりが夏に破れてしまい、修理してくれる幟屋を探していたとのことで、向岡氏子の方が連絡をくださいました。

LINEにての問い合わせ時に破れてしまった箇所の画像、全体画像など4枚の画像を添付してくださったので、生地が不明ですが概算の見積りを提出し、ご検討いただいたのち、現物ののぼり(幟)を送っていただき、生地と他に傷んでいるところがないか等をチェックし、再見積もり後、決定となりました。
生地が劣化してしまってポロポロと破れてしまうような状態でなければ、たいていの場合修理は可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

今回は、
1.下部を切って縫製
2.裏から白布をあて布
3.裏から朱赤に染めたあて布
※チチ布の交換2か所は必須
の3種類で見積もり提案をさせていただきました。
また、製作時の参考になればと、新規製作をした場合の見積りも提出させていただきました。

完成したのぼりが到着し、確認したとの連絡時に、大変、喜んでいただき、たくさんの嬉しいお言葉をいただきました。
ネットやLINEで不安もあったとのことでしたが、安心していただけたようですし、商品も喜んでいただけ、仕事をしていくうえで、とても励みになります。
ありがとうございました。


【製作データ】
9A木綿生地
裏からあて布
あて布は朱赤に染め加工

鈴岡稲荷神社の神社のぼりが破れてしまったとのことで添付してくださった画像。
赤の色が、かなり日焼けしてしまっていたので、生地の劣化が不安でしたが、修理が可能と判断し、見積りをさせていただきました、
神社のぼりが破れてしまった画像
のぼりの修理箇所の拡大画像、
切り取って縫製をすることもありますが、今回は裏からあて布での朱里となりました。
あて布での修理の場合も、白生地のままと染めた場合とで金額は変わってきます。
神社のぼりの修理をした画像
裏からあて布をし破れてしまった、のぼりの下部を縫製し修理しました。
チチも2か所交換し、綺麗になりました。
神社のぼりの修理をした画像
のぼりの裏から、朱赤に染めた布を当て縫製、修理しました。
綺麗に仕上がったと思います。