愛知県北名古屋市の徳岩寺さまから南無十一面観世音菩薩の奉納のぼり(お寺のぼり)のご注文をいただきました。
奉納のぼり(お寺のぼり)の製作では少し厚手となる天竺木綿生地を使用し、日焼けに強く丈夫な顔料で20枚染めました。
以前、染めさせていただいていましたが、見本をご持参いただき、ご注文していただけました。
ありがとうございます。
生地、製法、枚数など色々な提案をさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
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一連の作業を終え、南無十一面観世音菩薩の幟(のぼり)が完成しました。
奉納される方々の願意が叶いますように。

南無十一面観世音菩薩の奉納のぼりの型紙の画像
型紙をカットしたのち、弱い紙なので簡単に破れてしまいます。
剥がし忘れもないように、慎重に剥がしていきます。
南無十一面観世音菩薩の奉納のぼりの型紙の画像
型紙を剥がし終えたところです。
文字は、パソコンの機能のオートトレースを使用せず、しっかりとトレースしていますので、曲線が綺麗にあがってます!
トレース作業時に、文字の修正、バランス修正などもしていきます。
南無十一面観世音菩薩の奉納のぼりの型紙の画像
剥がした原紙を、型に貼る製版作業をしていきます。
しっかりと位置を合わせするように気遣います。
たまに、斜めに文字が入ってる見本の幟(のぼり)が当社にも預けられますが、残念な気持ちになりますので、そういったことがないように、しっかり製作します。
南無十一面観世音菩薩の奉納のぼりの型の画像
原紙を張り付け製版完了しました。
いよいよ染め作業へと入っていきます。
南無十一面観世音菩薩の奉納のぼりを染めている画像
日焼けに強い顔料で染めていきます。
型を使用して染める捺染という製法です。
南無十一面観世音菩薩の奉納のぼりの画像
染めた奉納のぼり(お寺のぼり)を干したところです。
こういった写真は、染元でないと撮れませんので積極的にアピールしています。

奉納のぼり(お寺のぼり、神社のぼり)だけでなく、社旗や校旗なども、長年リピート製作するうちに、文字が変形したり、バランスが狂ってしまうことが多くあります。
池戸工房では、しっかりデータ化することで、そういったことがないようにしています。

奉納のぼり(お寺のぼり、神社のぼり)の染めが最盛期に入っており、この数日で数千本は染めています。