愛知県清須市の氏子様から連絡をいただき幟(のぼり)を製作しました。

別途で大のぼりの修理のお問合せがあったのですが、当社では、多くの場合、修理した場合と、新調した場合でお見積りをしています。
提案を大切にしていますので、お客様の選択肢は多いほうが良いと思います。

来社打ち合わせの中で、小さな幟(のぼり)は、「次回でいいや」とのことでしたが、大のぼりの修理見積り、新規製作見積りもあったので、一緒に見積りしましたところ製作となりました。
なんとも嬉しいことです、ありがとうございます。

のぼりは、かなり古いもので、破れこそ少ないものの生地の劣化は進んでいました。
また、2枚の幟(のぼり)、かなり似ているのですが、文字の中のカスレ(虫食い)など微妙な違いがありました。製法の違いで起きることですが、今回は日焼けに強い顔料捺染での製作のため、同じものを製作しました。

他社製品であっても、文字をデータ化することで再現することが可能です。
とても寂しいことですが、今まで依頼していた会社がなくなってしまった、連絡がつかないなどを耳にするようになりました。
色々なご提案をさせていただきます。
お気軽に問い合わせください。

【製作データ】
2枚
天竺木綿生地
白地黒文字:1色
350×1770mm
右作りチチ

奉納のぼり(神社のぼり)の製作画像
現物見本を持って来社くださいました。
右と左の幟(のぼり)で微妙に文字のカスレなどが違っていますが分かりますか?
データ化する際に、バランスなども調整し、より格好が良い状態にし納品させていただいております。
奉納のぼり(神社のぼり)の製作画像
現物見本ののぼりからデータ化し、製版するための紙をカットしたところです。
細部まで丁寧にデータ化することで他社と差別化しています。
オートトレースという機能を使い分けつことで、より綺麗で、より良い状態にすることができると考えています。
文字に関しては多くの場合、オートトレース機能は使用しません。
時間はかなりかかりますが、職人としてのこだわりの部分を残しています。
奉納のぼり(神社のぼり)の製作画像
自画自賛ですが、しっかりデータ化できています。
文字間など、微妙なバランス修正などもしてあります。
こうやって型紙をカットしてしまうと、修正した本人でも分からなくなるほど微妙なことなので
完全な自己満足、、、、や、職人のこだわりでしょう。
奉納のぼり(神社のぼり)の製作画像
のぼりを染め、乾燥させていきます。
裏文字になってしまうのは干し方に理由があります。
1日乾燥させ、仕立てへと入ります。