愛知県名古屋市東区の喜来もち様から、幟(のぼり)のご注文をいただきました。

【ろまん亭 喜来もち様 https://g.co/kgs/LXmcmd
元中日ドラゴンズの投手‐山田喜久夫さんが経営してみえる、わらび餅屋さんです。

平成26年の時に、サイトから当社を選択していただき製作となりました。
のぼりは現在、ポンジー化学繊維生地を使用し、インクジェット(特大のプリンターみたいな機械)で製作することが主流となっていますが、当社では木綿生地への染めを得意としています。今回も、商品がわらび餅ということもあり、少し懐かしい雰囲気を演出したいとのことで、木綿生地を選択されました。

手書きで書かれた原稿から文字をデータ化し、校正を提出、校了後に製作。
データにしてありますので、今回のように2度目のリピート注文は、電話などの連絡のみで完了します。

ポンジー化学繊維を使用したインクジェットでの製作は、写真が入る、枚数が少ない場合にオススメ。
天竺などの木綿生地を使用した染めでの製作は、色数が少なく、ある程度枚数が多いときにオススメ。
今回は、製作枚数が減ったこともあり、インクジェット製作も提案しましたが、雰囲気を大切にしたいので初回と同様での製作をご希望されました。
天竺木綿生地は、耐久性もありますし、和の雰囲気を演出できますよ。

【幟(のぼり)製作データ】
1回目
-平成26年3月
わらびもち-10枚 (全染研314エンジ地白抜き)
喜来もち-10枚(全染研326濃モスグリーン地白抜き)
天竺木綿生地
500×1600mm
右チチ

2回目
令和2年12月
わらびもち-4枚 (全染研314エンジ地白抜き)
喜来もち-4枚(全染研326濃モスグリーン地白抜き)
天竺木綿生地
500×1600mm
右チチ

喜来もちの型紙をカットした画像
喜来もちの型紙を切ったところです。
この後製版し染めへと移ります。
喜来もちののぼりの製版した画像
先ほど切った型紙を製版したところです。
製版度同時に色づくりを進めています。
喜来もちわらびもちの画像
喜来もちさんの、わらびもちの幟の型紙をカットしたところです。
既製品と違い、ワンポイントで喜の文字を入れるなどできます。
わらびもちの幟を染めている画像
調合し、何度も色合わせをし作った色で染めているところです。
幟(のぼり)の型は、大きなものですので使用後、再生してしまいます。
わらびもちののぼりの画像
染めあがったばかりの写真です。
喜来もちわらびもちののぼりの画像
染めて乾燥させている場面です。
色は染めた直後、乾燥前、乾燥後と変化しますので不思議なんですよ。