愛知県江南市の氏子様から連絡をいただき、神社のぼり(奉納のぼり、奉献のぼり)の修理を承りました。
今回の修理は2本で、1本は中程度の破れが一か所、1本はチチの交換、大きな破れ1ヶ所、中程度の破れ2か所の修理となりました。
生地は、本体と同じ生地の榊木綿生地にて修理しました。
合わせて、新調した場合の見積りも提出し、新規で製作した場合の参考にしていただきました。
池戸工房では他社製品であっても修理が可能であると判断すれば、修理やチチの交換を承っております。
ただし、生地の劣化が進んでいることが多いため、修理した部分から裂け、破れなどは発生しやすくなってしまいますのでご了承ください。
のぼりの修理、新規製作、生地や予算など、色々な提案をさせていただきますので、お気軽にご連絡ください。

染めのある個所ですので、裏からあて布をし修理します。

ボカシの箇所ですので、塗りの修理は承っておりませんが、綺麗に直りました。

チチという布がついた部分の破れは、多くある症状です。
コチラも裏から、あて布をして修理します。

チチを一度外し、破れを修理し、チチを再度付け直しました。

どうしても風を多く受ける箇所ですので、ホツレや破れ、欠損などが起きてしまいます。

この箇所は幟の中でも特に生地が傷んでしまう事が多く、修理をしても、また破れてしまう事もあります。

この状態からですと一気に破れてちぎれてしまう事があります。

綺麗になりましたので、まだしばらく使用できると思います。

あて布をし、修理していきます。
文字の部分にかかってしまいますので塗りもしました。

表の文字に修理がかかってしまったので、塗り作業をしたほうが奇麗に仕上がります。

綺麗に仕上げていきたいと思います。

どうしても厚塗りになってしまいますので、しっかり乾燥させます。

こういった三宝、とっくり入りや、しめ縄入り、また、ボカシなどにより価格も変わってきます。
新規製作や見積りの場合は、現在使用している幟を見せていただけると助かります。